2026年5月14日
ホームページ制作の流れと手順|初心者がつまずかない方法を解説
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「ホームページを作ることになったけれど、まず何から手をつければいいの?」
「専門用語ばかりの工程表を見て、正直、気が遠くなってしまった…」
初めてWeb担当を任された方の多くが、このような「得体の知れない不安」を感じています。ホームページ制作は、実は家づくりによく似ています。更地にいきなり柱を立てるのではなく、まずは「どんな暮らしをしたいか」を考え、図面を引き、基礎を固めてからようやく内装に取り掛かる。この順序が狂うと、完成した後に「こんなはずじゃなかった」という後悔が生まれてしまいます。
この記事では、制作会社へ依頼してからサイトが公開されるまでの「全工程」を、初心者の方の目線で分かりやすく分解しました。各ステップで担当者が「いつ、何をすべきか」を明確にすることで、迷いを自信に変えていきましょう。
1. ホームページ制作の全体的な流れと工程を把握する

ホームページ制作の期間は、一般的なコーポレートサイトで3ヶ月〜半年ほど。長い道のりに見えますが、大きく分けると「準備・設計」「デザイン・実装」「最終確認・公開」という3つのフェーズで構成されています。
① 準備・設計フェーズ(1ヶ月目〜)
ここは、いわゆる方向性の確認や計画を立てていく時期です。
| ヒアリング・企画 | 「なぜサイトを作るのか?」「どうしてリニューアルするのか?」という、そもそもの目的やターゲットを整理します。 |
| サイト構成(ワイヤーフレーム)検討 | どのページに、どういった情報を配置するかを、文字と枠線だけの「設計図」に落とし込みます。デザインはしていませんが、この段階でサイトの構成がイメージできるようになります。この時点でイメージと異なる場合には、しっかりと制作会社に伝えましょう。 |
| 機能要件の決定 | お問い合わせフォームやブログ機能など、必要な仕組みを決めます。 |
② デザイン・実装フェーズ(2〜4か月目)
サイトを形にして、実際に動くように組み立てる時期です。
| デザイン制作 | 企業のカラーや目的に合わせ、視覚的なデザインを作ります。いきなりすべてのページをデザインするのではなく、トップページや一部のページを作って、イメージの大枠をすり合わせてから進めることが一般的です。 |
| コーディング | デザインが確定したら、実際にWebブラウザで表示できるように、専用の言語(ソースコード)でプログラムを組みます。 |
| システム(CMS)構築 | 「WordPress」などに代表される更新システムを組み込み、自社で「お知らせ」や「ブログ」などの情報発信ができるような仕組みを追加します。 |
③ 最終確認・公開フェーズ(5〜6ヶ月目)
完成したものを最終点検し、世の中に送り出す時期です。
| テスト・バグ等の修正 | リンク切れがないか、スマホできれいに見えるか、文字化けはないかをチェックします。デザインがおかしくなっているなどのバグがあった場合にも、ここで修正を行います。 |
| ドメイン・サーバー設定 | デザイインターネット上の「住所(ドメイン)」と「土地(サーバー)」を紐付けて、サイトのURLが使える状態になります。 |
| 公開(ローンチ) | いよいよサイトが世界中に公開されます! |
ホームページなどのWeb制作では、工程がいくつもあるため、一つひとつを完了させながら制作を進めます。そのため、デザインが確定した後にサイトの構成を変更したり、コーディングが終わってからデザインの修正をしたりといった「前工程に戻る修正」は、追加料金が必要になる場合もあります。それぞれの工程で不安な点があれば、制作会社の担当者に都度確認をするのがおすすめです。
2. 制作手順を止めないために。担当者が各ステップで準備すべきこと

Web制作は専門性の高さから、制作会社に「丸投げ」で進められると思われがちですが、実は、プロジェクトの進みを左右するのは『担当者さまの準備』だったりします。 スムーズに進めるためのポイントは、制作前に「素材」と「意思」を揃えておくことです。
写真やイラストなどの素材
デザインが始まってから「いい写真がない!」と慌てるのは、よくあるトラブルです。外観、オフィス内風景、スタッフの笑顔、商品写真など、自社で用意できるものは早めに整理しておきましょう。「写真はプロに撮ってほしい」という場合は、企画段階で制作会社に相談しておくのが正解です。
原稿(テキスト情報)
サイトで「何を伝えたいか」は、会社の中にいる皆さまが一番よく知っているはずです。すべてを言語化しておく必要はありませんので、まずは会社概要、代表メッセージ、各サービスの強みなど、基本的な情報を簡単にでも整理しておきましょう。プロのライターに依頼する場合でも、元となる「事実」を整理しておくことで、説得力のある文章が出来上がります。
社内の「合意形成」のルール
意外な盲点が、上司や決裁者との確認タイミングです。「どのタイミングで誰が確認をするのか」「誰が最終決定をするのか」を明確にし、大きなデザイン変更ができない「コーディング後」などのタイミングで、急な方向転換が起きないように社内で情報を共有しておきましょう。
3. 無理のないスケジュールを組むための逆算思考のコツ

「○月○日のイベントに合わせて公開したい!」という明確な目標がある場合、そこから逆算して制作を進めていく必要があります。しかし、初心者の担当者さまが陥りやすいのが、「ギリギリのスケジュール」を組んでしまうことです。
社内確認期間を長めに取る
担当者が「OK」と思っても、上司の確認に1週間かかる…というのはよくある話です。工程表は制作会社で制作してくれるケースが多いので、「社内の確認には、最低でも3〜5日が必要」など、事前に必要な確認期間を共有しておくことで、無理のない確認スケジュールを組んでもらえるはずです。とはいえ、納期まで日数が少ない場合には、余裕を持って進めること自体が難しくなってしまうので、早めのご相談・制作開始をしましょう。
素材の準備期間を見込む
原稿作成や写真撮影には、思った以上にパワーが必要です。通常の業務をこなしながらの作業になるため、制作開始の前から少しずつ準備を始めておくのが理想的です。原稿作成や写真の撮影も制作会社にお願いできることも多いので、自社での用意が不安な場合には相談してみましょう。
修正回数を想定する
ホームページのデザインは、1回で決まることはほぼありません。「もう少しロゴを大きく」「色のトーンを明るく」といった、当初は想定していなかった修正期間が必要になることを念頭に置いておきましょう。
+α:デザイン迷子センター流:担当者一人で抱え込まないための、周囲を味方にする進め方

ホームページ制作を予定通りに進めるための最大の鍵は、制作会社とのやり取り以上に、実は「社内での合意形成」にあります。そこで、初心者の担当者さまが迷わず、かつスムーズに進行するための3つのポイントを整理しました。
工程ごとの「承認」を社内で徹底する
「すべて完成してから上司に見せる」のは、最も修正リスクが高まる進め方です。構成案の段階、デザイン案の段階など、各工程が終わるごとに「この内容で次に進んで良いか」の承認を社内で得ましょう。また「後からの大幅な変更は、追加費用発生や納期遅延に繋がる」というリスクについても、事前に社内共有しておくことが大切です。
「好き・嫌い」だけでなく「目的」で会話する
デザイナーから案が届いた際、社内の意見が「なんとなく地味」「もっと明るく」といった感覚的な要望に偏ることがあります。もちろん、そういった意見も大切なのですが、それだけで修正を進めると、デザインの正解がよりわからなくなってしまう場合もあります。そのため、「ターゲットである〇〇(顧客層)に、どう感じてほしいか」という本来の目的にも立ち返りながら進めるようにしましょう。
修正指示は「現状」と「理想」をセットで伝える
デザイナーへ修正を依頼する際は、【具体的な解決策】を指示するよりも、「今、何が気になっていて、どう変えたいか」という【課題】を伝えてください。
| ▲ いまいちな例 |
|---|
| 【担当者】「このボタンを赤くして欲しい」と修正依頼を出す。 ↓ 【デザイナーの対応】指示されたボタンを赤色に修正。 ↓ 【結果】ボタンの赤色が全体のイメージに合わず、再修正が必要になってしまった。 |
実は、こういったことはよく起こることです。社内で「目立たせたい」という意見が出たことから、担当者自身で「目立つ色=赤色」と判断して、赤色に強いこだわりは無いまま修正依頼をしてしまった結果、イメージと異なり、再修正が発生してしまうというケースです。
| ⚪︎ 良い例 |
|---|
| 【担当者】「このボタンが目立たない(現状)ので、もっと直感的に問い合わせだと分かるようにしたい(理想)」と修正依頼を出す。 ↓ 【デザイナーの対応】ボタン自体だけでなく、配置にも目立っていない要因があると考え、ボタンの配置と色・形を修正。 ↓ 【結果】ボタンが目立って、デザインもきれいに収まった。 |
このように「現状」と「理想(色や形の指示である必要はない)」をセットで伝えると、プロはデザインの整合性を保ちつつ、最適な解決案を提示してくれますよ。
そのほか、「社内をどう説得すればいいか」「デザイナーにどう伝えれば正解か」など、実務の細かなお悩みも、私たちは一緒に解決していきます。一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。
まとめ:一歩ずつ、景色を楽しみながら進みましょう
ホームページ制作の流れを理解することは、迷子にならないための「地図」を手に入れることと同じです。工程は多く感じるかもしれませんが、一つひとつの手順には必ず意味があり、それを積み重ねた先に、皆さまの想いが形になった素晴らしいサイトが待っています。
「手順はわかったけれど、やっぱり自分一人で進めるのは不安」
「デザイナーさんに上手く修正を伝えられないかも…」
そんなときは、私たちを頼ってください。実務の細かなお悩みも、私たちは一緒に解決しながら、あなたの制作をサポートします。

デザイン迷子センターのご紹介
「デザインのことが全然わからない」「何から手を付ければいいか教えて欲しい」。そんな担当者さまに寄り添い、一歩踏み出すためのサポートをするのが「デザイン迷子センター」です。
私たちは、単に「作る」だけではなく、制作の背景にある「目的」や「ゴール」を大切にしています。
創業から約20年、全国700社以上のお客様のお手伝いをしてきた豊富な実績と経験で、“迷子さん” の不安を「安心」に変える、一番の道しるべになります。
ご予算に応じたご提案や、優先順位の整理などについてもご相談に乗れますので、お気軽にご相談ください。

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