更新日:2026年6月3日
公開日:2026年6月3日
採用動画の制作費用|制作費の詳細と効果を最大化するポイント
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「会社の採用力を強化するために、今年は採用動画を作りたい!」
「会社に依頼するといくらかかるのだろう?費用の相場がさっぱりわからない…」
売り手市場が続く中、求職者へのアピール手段として「採用動画」を制作する企業が増えています。しかし、普段は人事や総務の業務をこなしながら、急に動画プロジェクトの担当者を任された方にとって、制作会社によって提示される価格がバラバラで、「何が自社にとっての正解なのか」と迷子になってしまうケースも少なくありません。
採用動画の費用は、単に「動画の長さ」だけで決まるわけではありません。そこには、企画の深さ、撮影の規模、編集のこだわりなど、目に見えにくい多くの要素が絡み合っています。
この記事では、動画制作の経験がない担当者さまでも「納得感」を持ってプロジェクトを進められるよう、採用動画の一般的な費用相場から、制作費が決まる仕組み、限られた予算で最大の効果を生むためのポイントを、デザイン迷子センターならではの視点でわかりやすく紐解きます。
1. 求職者の心を動かす採用動画の相場と、制作費の決まり方

採用動画の制作をプロの会社へ依頼する場合、費用は「どのような動画を、どれくらいの規模で撮影・編集するか」によって大きく変動します。ここでは、実際の採用現場でよく使われている7つの動画タイプを、それぞれの特徴とともにご紹介します。自社の目的や予算に合うものがどれか、一緒に見つけていきましょう。
1-1. 採用でよく使われる7つの動画タイプ
① 社員インタビュー・座談会型
【費用の目安】 30万〜60万円
【特徴】 実際の現場で働く社員の声(入社理由、仕事のやりがい、社風など)を届ける、採用動画の王道スタイルです。1人が淡々と話すインタビューだけでなく、複数人の社員が本音で語り合う「座談会型」も、リアルな人間関係が伝わるとして非常に人気です。構成が比較的シンプルなため、費用を安く抑えつつ、求職者が最も知りたい「実際に働いている人の生の声や雰囲気」をまっすぐ伝えることができます。
② 会社紹介・事業紹介型
【費用の目安】 50万〜100万円
【特徴】 「どんな事業を行い、どうやって利益を上げているのか」という企業の基礎情報を、求職者向けにわかりやすくまとめた動画です。文字やパンフレットだけでは理解しにくい実際の仕事中の様子も、映像やナレーションと一緒に伝えることで劇的に理解度が深まります。新卒採用において、まずは自社の全体像を正しく知ってもらい、安心感を与えたい場面でよく用意される必須級の動画です。
③ 1日密着ドキュメンタリー型
【費用の目安】 60万〜120万円(※撮影もあわせて行う場合が多いです)
【特徴】 特定の社員の出社から退社までの「リアルな1日」をカメラが追いかけるタイプです。求職者が「視聴したい採用動画コンテンツ」として常に高い人気を誇る動画です。実際の業務内容や、仕事中の真剣な表情、休憩時間のホッとした表情など、飾らない日常を見せることで、「入社後の働くイメージ」を持ってもらうことができ、入社後のギャップによる早期離職を防ぐ効果もあります。
④ 縦型ショート動画型(SNS特化)
【費用の目安】 15万〜40万円(※複数本まとめて制作することが多いです)
【特徴】 Z世代を中心とした若年層のトレンドに合わせた、スマホ全画面で見る短尺(30秒〜1分)の動画です。「会社の日常あるある」や「オフィスのおすすめスポット紹介」など、テンポが良く親しみやすいコンテンツで、まだ自社を知らない潜在層への「認知拡大・母集団形成」に高い効果を発揮します。1本あたりの尺が短く、同じデザインで別の動画にシリーズ展開できることから、制作費は比較的安価ですが、トレンドに合わせたスピード感と動画で扱うテーマの企画力が求められます。
⑤ オフィス紹介型(オフィスツアー)
【費用の目安】 30万〜60万円
【特徴】 受付からオフィス、会議室、リフレッシュスペースなどをカメラで巡り、職場のハード面(環境)とソフト面(働く空気感)を伝える動画です。最近では、ドローンを使ってダイナミックに社内を撮影したり、社員がお気に入りの場所を案内するツアー形式にしたりする演出がトレンドです。入社前には見ることのできない会社の中を公開することで、求職者に安心感を与えるための定番動画として使われます。
⑥ コンセプトムービー型
【費用の目安】 150万〜300万円以上
【特徴】 企業の理念や、採用にかける熱い想いを、美しい映像美やドラマ仕立てのストーリー、キャッチーな音楽でエモーショナルに表現する動画です。「会社の情報を理解してもらうこと」よりも、「感情の揺さぶり」や「ブランドイメージの訴求」に特化しています。制作会社にとっても高い演出力や機材、場合によっては役者の起用が必要になるため費用は高額になりますが、合同説明会やTV CMなど、一瞬で求職者の心を掴み、強い印象を残すための勝負どころで活用されます。
⑦ アニメーション・インフォグラフィックス型
【費用の目安】 60万〜150万円
【特徴】 イラストや文字に動きをつけたアニメーションを中心に構成される動画です。「目に見えないITシステムを扱っている」や「BtoB企業で仕事風景が地味に見えやすい」といった見栄えに自信がない場合には、特に重宝されている動画です。また、「平均年齢」「男女比」「有給消化率」などの数字(データ)をグラフィカルに見せるのにも適しており、実写の撮影が恥ずかしいという社員が多い企業でも、おしゃれに仕上げることができるため、選択肢として広く定着しています。
これらの動画は、採用サイト、会社説明会等での放映、YouTubeチャンネルでの公開、SNSやWeb広告などで使われています。種類が多いので、どれが自社に合っているかわからない場合には、使用したい場面やイベントなども制作会社に共有することで、最適な動画を提案してくれるはずです。
1-2. 採用動画の制作費が決まる「4つの要素」
なぜ、これほどまでに価格の差が生まれるのでしょうか。動画制作の費用は、主に以下の4つの要素の組み合わせ(工数)で計算されています。
| 企画・ディレクション費 | 動画の構成、台本、絵コンテ作成、進行管理のための費用(動画の「設計図」を作る最も重要な工程です) |
| 機材・スタジオ費 | 使用するカメラのグレード、ドローンなどの特殊機材、照明、音声機材のレンタル代、撮影スタジオの利用料等 |
| 編集・ポストプロダクション費 | 撮影した映像のカット編集、色味の調整(カラーグレーディング)、テロップ(字幕)入れ、BGM・効果音の挿入、ナレーション収録の費用 |
| 人件費 | ディレクター、カメラマン、照明、音声、さらには出演するモデルやナレーターなどの拘束時間と人数 |
動画の尺が1分であっても5分であっても、撮影に集まるスタッフの人数や機材、拘束日数や期間が同じであれば、制作費用は大きく変わらないのが動画業界の仕組みです。特に、撮影が必要な動画の中でも、モデルや撮影場所を利用する場合には、費用が多くなります。
そのため、見積書の確認では、合計金額だけでなく「何にどれだけの人と時間がかかっているのか」をチェックすることが、最終的な金額を決めるうえで重要になります。
2. 価格に見合った成果を手に入れるための、採用計画との連動

採用動画を制作する上で最も避けるべき失敗は、「動画を作ったけれど、どこにも使われずに眠っている」、「再生回数は伸びたけれど、応募に繋がっていない」という状況です。そこで、自社の年間の採用計画の中に動画をどう組み込むかを、依頼の前に設計しておくことが、投資対効果(ROI)を最大化するための秘訣です。
2-1. 採用計画のフェーズにあわせた使用パターン
動画を「どこで」、「誰に」、「いつ」見せるかによって、作るべき動画の「正解」は変わります。採用計画のフェーズに合わせた3つの使用パターンを見てみましょう。
パターンA:合同説明会やイベントの「オープニング」で使う場合
【目的】 多くの企業が並ぶ中で、求職者の足を止め、自社ブースに引き込むこと。
【動画の特徴】 1分〜2分程度の短尺。インパクトのあるモーショングラフィック、アップテンポなBGMなどを使用して、「なんだか面白そうな会社だな」という直感的な興味・関心を惹きつけることに特化させます。詳しい仕事内容は、その後の説明会で口頭で補足するため、動画ではあえて語りすぎない引き算の設計が求められます。
パターンB:採用サイトやSNSで「じっくり見せる」場合
【目的】 会社への理解を深めてもらい、志望度を高めて応募へ導くこと。
【動画の特徴】 3分〜5分程度の中尺。先輩社員の1日の仕事の流れ、困難を乗り越えたエピソード、社長が語る未来のビジョンなど、情報量とストーリー性が重要になります。求職者が「自分がこの会社に入社したら、どんな毎日を送るのか」をリアルに追体験できるような構成にし、エントリーボタンを押す背中を優しく押してあげる役割を担わせます。
パターンC:選考過程の説明や面談で「不安を解消する」場合
【目的】 選考が進む中での不安を解消し、入社への決意を固めてもらうこと。
【動画の特徴】 福利厚生のリアルな活用実績、研修制度の詳細、一歩踏み込んだ深いテーマであれば、「この会社なら安心して長く働けそうだ」という確信に繋がり、不安の解消に効果的です。また、動画を流すだけで説明ができるので、採用担当者さまの負担軽減や、対応する人によって説明内容に差が出ないようにする質の平均化も図れます。
2-2. 問い合わせから公開まで:失敗しない依頼の流れと期間
採用動画のプロジェクトを成功させるためには、公開したい時期(例えば、新卒採用が本格化する3月など)から逆算して、最低でも3ヶ月〜4ヶ月前には制作会社へ問い合わせを行うスケジュール感が必要です。
| 相談(発注前) | 自社の採用計画、予算、ターゲット、納期を制作会社に伝えます。 |
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| 企画提案・見積り | 制作会社から構成案等や費用(内訳)の提示を受け、比較・検討します。 |
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| 契約・制作開始 | 正式に会社を決定し、より詳細な台本や絵コンテの制作に入ります。受け、比較・検討します。 |
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| 撮影準備・下見 | 撮影を行う場合には、事前の場所確認、出演社員の決定、香盤表(当日のスケジュール表)の作成を行います。 |
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| 撮影・編集 | 1日〜数日かけて、計画通りに撮影を行います。撮影した素材を制作会社で編集して、1本の動画にします。 |
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| 仕上がり確認 | 映像のつながりや全体のトーン、テロップ等を確認し、修正と確認を何回か繰り返して、最終版に仕上げていきます。 |
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| 納品・公開 | 採用サイトやYouTube、説明会等で活用を開始します。 |
このように、動画制作の流れには多くのステップがあり、社内調整や素材準備の期間も必要になります。スケジュールに「ゆとり」を持たせておくことこそが、慌てずに質の高い動画を完成させるための防衛策です。
3. 予算をかけるべき場所の見極め。メッセージ設計と撮影の優先順位

「予算が潤沢にあるわけではないので、どこかを削らなければならない…」
そう悩む担当者さまはとても多いです。クオリティを維持しながら、納得のいく費用配分を行うためには、予算をかけるべき「最優先事項」と、自分たちの工夫で「節約できるポイント」を見極めることが必要不可欠です。
ここでは、私たちが推奨する採用動画における予算配分の優先順位を解説します。
第一優先:メッセージ設計(企画・コンセプト)
動画制作において、最もお金とエネルギーをかけるべきなのは「見た目の華やかさ」ではなく、「誰に、何を伝えるか」というメッセージ設計(企画費・ディレクション費)です。
どんなに最新の機材を使い、ドローンでかっこいい映像を撮ったとしても、語られているメッセージが退屈で、どこの会社にも当てはまるような言葉ばかりであれば、求職者の心には強く響きません。
逆に、企画がしっかりしており、「我が社が求める人物像の、どんな悩みに答えるか」が明確になっていれば、スマートフォンのカメラで撮影したシンプルなインタビュー動画であっても、驚くほど高い成果(応募数の増加やミスマッチの減少)を出すことができます。制作会社を選ぶ際も、単に映像が綺麗かどうかだけでなく、自社のビジネスや採用課題を深く理解しようとしてくれる「対話力・企画力」がある会社を最優先に選びましょう。
第二優先:リアルな社風を伝える「撮影」
次に大切なのは、動画に登場する「人」と「場所」のリアリティです。費用を節約するために、すべての映像を無料のストック素材で構成してしまうと、どこかで見たような動画という印象が強くなり、自社らしさや動画自体の印象が薄れるだけでなく、求職者が「嘘っぽい会社だな」「実態が見えないな」と警戒心を抱いてしまいます。
多少の不格好さがあっても、実際に働いている社員の真剣な眼差しや、飾らない笑顔、いつものオフィス風景をプロのカメラマンにしっかり撮影してもらうことに予算を投資してください。これこそが、他社には絶対に真似できない、あなたの会社だけの「唯一無二の資産」になります。
逆に、以下のようなポイントは、社内の協力や準備次第で制作費を安く抑えることが可能です。
節約術1:出演する社員の事前調整
撮影当日に「誰が何を話すか」が曖昧だと、撮影時間が延びてしまい、制作会社のスタッフの延長料金が発生する場合もあります。そのため、事前に質問内容や話す内容を整理しておくことで、撮り直しなども減って、撮影の流れが非常にスムーズになります。
節約術2:撮影場所の整理整頓
オフィスのデスクが散らかっていたり、背景に映ってはいけない機密情報があったりすると、撮影が中断したり、後からの編集(モザイク処理など)で追加の編集費用がかかってしまいます。事前に下見を行い、社内を綺麗にしておくだけで、無駄なコストを大幅に削減できます。
+α:デザイン迷子センター流:条件(スペック)ではなく、物語(ストーリー)を届けるデザイン
最後に、私たちが最も大切にしている「採用動画の本質」についてお話しさせてください。
求職者、特にこれからの未来を担う若い世代が、就職先を選ぶときに本当に見ているものは何だと思いますか?
「初任給◯万円」「年間休日◯日」「残業月平均◯時間」といった、募集要項に書かれた「条件(スペック)」はもちろん大切です。こうした魅力的な条件を目にすれば、求職者の「ここで働きたい!」という感情は当然、前向きに大きく動きます。
しかし、数字や条件だけで勝負をしようとすると、どうしても資金力のある大手企業や競合他社との「条件の張り合い」に勝てない場合も出てくるでしょう。また、条件だけに惹かれて入社した結果、「社風が合わなかった」という早期離職やミスマッチに繋がってしまうリスクもあります。
そのため、求職者に「ただ条件が良い会社」として選ばれるだけでなく、心から納得して「この会社で、この仲間と一緒に本当に働きたい!」と思ってもらうためには、条件【以外】の情報発信が極めて重要になります。その重要な情報こそが、募集要項の数字だけでは見えてこない、その会社の裏側にある「物語(ストーリー)」です。
そして、ここで言うストーリーとは、単なる会社の歴史のことではありません。
| ・なぜ、この会社が作られ、社会のどんな課題を解決しようとしているのか。 |
| ・完璧に見える先輩社員が、新人時代にどんな失敗をし、どうやって乗り越えたのか。 |
| ・決して派手ではないけれど、自社の技術がお客さまのどんな笑顔を支えているのか。 |
こうした「会社や人の温度感」が伝わるエピソードのことです。
では、このストーリーをどう動画に活かすのかというと、テキストでは伝えきれない「言葉のトーン」「表情のわずかな変化」「オフィスの空気感」を映像としてそのまま映し出すのです。そうすることで、あなたの会社だけの「らしさ」に共感してくれる人への出会いに繋がると私たちは考えています。
まとめ:あなたの会社の「らしさ」を、未来の仲間へ届けるために
採用動画の制作は、費用も期間もかかるプロジェクトですが、正しく準備をし、目的を持って採用計画と連動させれば、会社の未来を変える強力な武器になります。
「初めての動画担当で、何から手を付ければいいかわからない」「制作会社の見積もりが適正なのか相談に乗ってほしい」。そんなときは、ぜひ私たち「デザイン迷子センター」を頼ってください。
難しい専門用語は使わず、担当者さまの隣に寄り添うコンシェルジュとして、不安をワクワクに変える最高の動画制作チームを組んで伴走いたします。未来の仲間に出会うための新しい一歩を、一緒に踏み出しましょう。

デザイン迷子センターのご紹介
「デザインのことが全然わからない」「何から手を付ければいいか教えて欲しい」。そんな担当者さまに寄り添い、一歩踏み出すためのサポートをするのが「デザイン迷子センター」です。
私たちは、単に「作る」だけではなく、制作の背景にある「目的」や「ゴール」を大切にしています。
創業から約20年、全国700社以上のお客さまのお手伝いをしてきた豊富な実績と経験で、“迷子さん” の不安を「安心」に変える、一番の道しるべになります。
ご予算に応じたご提案や、優先順位の整理などについてもご相談に乗れますので、お気軽にご相談ください。

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