2026年5月21日
動画制作の流れ|発注側がつまずかない全手順と発注の進め方
- 動画制作
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「会社から動画制作の担当を任されたけれど、何から手を付ければいいのか全くわからない」
「制作会社とのやり取りで、自分たちが何を準備すべきか不安…」
初めて動画制作に携わる担当者さま、また紙媒体やWebサイト制作に携わったことのある担当者さまでも、どのように進めたらいいかわからずに戸惑うことも多いはずです。
でも、ご安心ください!正しい手順を知り、各ステップで何をすべきかを把握しておけば、初心者の方でも必ず納得のいく素晴らしい動画を完成させることができます。
この記事では、動画制作の企画から納品までの全体像を、専門用語を噛み砕きながら工程ごとに解説します。制作のパートナーであるクリエイターと手を取り合い、最高の動画を作り上げるための「道しるべ」としてご活用ください。
1. 企画から納品まで。動画制作の全体的な流れを把握する

動画制作は大きく分けて「企画・準備」「制作・撮影」「編集・仕上げ」の3つのフェーズに分かれますが、制作する動画が「アニメーションメイン」か、「実写メイン」かによっても少し異なるので、それぞれについて全体を俯瞰してみましょう。
① 企画・準備
ここが動画の「命」とも言える、とても重要なフェーズです。
◎ ヒアリング・企画構成
動画の目的、ターゲット、伝えたいメッセージを整理し、構成案(台本)を作成します。よくある相談例として、「◯◯の紹介をしたいことは決まっているけど、それ以外は未定…」など、動画の制作を進める上で沿っていくべき方針が決まっていないことも多いので、制作会社の担当者と一つひとつ言語化しながら、情報を整理していきましょう。また、このときに、完成イメージに近い動画があれば、制作会社に共有すると制作がスムーズに進むことが多いです。
◎ 絵コンテ・シナリオ作成
動画の全体の流れを確認する工程です。制作会社が、全体の尺に応じて秒数や分数ごとに、ざっくりとした構成を組んでいく「動画の設計」のような作業です。
アニメーションの場合には、大まかなシーンごとにデザインを組み、どういったビジュアルイメージになるのか、どこで、どのような情報が出てくるのかという全体の流れを確認します。この絵コンテの確認がデザイン確定の工程となるため、修正の要望があれば、しっかり伝えておきましょう。
撮影を伴う実写映像の場合には、カメラワークやアングルをイラストや写真などで可視化して、どのシーンで、どういう映像(人の動きや映るもの)が展開していくのかというイメージと流れを確認します。実写動画の難しさのひとつに、場所や人の都合で「再撮影ができないことが多い」=「撮影後に完成イメージを変えるのが難しい」ということがあります。そのため、この絵コンテの時点で違和感のある流れやアングルがあれば、遠慮なく相談・修正をしましょう。
② 制作・撮影
アニメーションの場合には、絵コンテに入っていなかったシーンの追加デザインや、細部のイラスト調整、組んだデザインに「モーション」と呼ばれる動きなどをつけていく作業を行います。
実写動画の場合は、カメラマンや音声スタッフが現場で撮影を行います。素材の撮影漏れが無いように、「香盤表(こうばんひょう)」と呼ばれる撮影のタイムスケジュールなどを用意して進めていくケースが多いです。
③ 編集・仕上げ
バラバラの素材を一つのストーリーに紡ぎ上げる最終フェーズです。まずは、制作した各シーンのデザイン素材や、撮影した素材を繋ぎ合わせ、動画を組みます(仮編集)。その後に、色味の調整、テロップ挿入、BGMやナレーションの追加を行い、音のバランスを整えていきます(本編集)。長尺の動画や、使用する素材の多い動画では、仮編集と本編集の間に担当者さまへの確認を挟み、大幅なズレを防ぎながら進めることもあります。
④ 納品
最終確認を経て、指定のファイル形式(mp4など)でデータの納品となります。
2. 制作手順を止めないために。担当者が各ステップで準備すべきこと

動画制作がスケジュール通りに進まない最大の原因は、「確認の遅れ」と「素材の準備不足」です。担当者さまが各工程で「何をすべきか」を知っておくだけで、プロジェクトは驚くほどスムーズに進みます。制作会社に相談する前に、以下の3点だけでも社内で確認しておきましょう。
社内の「言葉」を言語化しておく
・「誰に」見せる動画か?(新卒学生、既存顧客、展示会の来場者など)
・「何をしてほしい」動画か?(認知してほしい、応募してほしい、信頼してほしい)
これらが明確であればあるほど企画の精度が上がり、後の「やっぱりこうじゃない」という手戻りを防げます。
絵コンテは「しっかり」確認する
絵コンテが出てきたときが、最大のチェックポイントです。「セリフの言い回しに違和感はないか?」「映っている製品の使い方は正しいか?」を確認してください。撮影・編集に進んだ後の修正は「大幅な作り直し」になり、追加費用が発生するリスクがあります。
「なんとなく」で進めず、この時点で徹底的に意見を出し合うことが大切です。
必要な素材を先回りして用意する
・高解像度のロゴデータ
・社内の写真や過去の関連動画素材
・出演する社員のスケジュール調整 ※撮影が必要な場合
すべて完了させておく必要はありませんが、前もって準備を進めておくことで制作進行中に余裕ができ、公開日まで最短距離で進むことができます。
3. 無理のないスケジュールを組むための「逆算思考」のコツ

動画制作の期間は、一般的に2ヶ月〜3ヶ月程度が目安です。無理なスケジュールで質を落とさないための考え方をお伝えします。
例えば、10月1日に公開したい場合、制作会社では「最終確認に1週間、本編集に2週間…」といった具合に逆算してスケジュールを組んでいきます。
特に注意すべきは「社内確認の期間」です。上司や役員のチェックが必要な場合、その往復だけで1〜2週間が消えてしまうこともあります。あらかじめ社内の承認ルートを確認し、スケジュールに組み込む必要があることを、事前に制作会社に伝えておきましょう。そうすることで、焦らずに制作を進められるでしょう。
また、確認のタイミングも「構成が決まった段階」、「絵コンテができた段階」、「動画に初めて動きがついた段階」など、各フローで社内の誰に確認するかを整理しておくことも大切です。こうすることで、上司と制作会社の板挟みになったり、急な手戻りが発生したりすることなく進めることができるはずです。
+α:デザイン迷子センター流:上司の『ちゃぶ台返し』を防ぐ!後出し修正に振り回されないための社内攻略術

動画制作が進むにつれて、担当者さまが一番苦労するのは制作会社とのやり取りよりも、実は「社内の意見集約」ではないでしょうか。上司からの突然の修正指示や、部署間での意見の食い違い…。そんな「社内の迷子」を防ぐために、担当者さま自身ができる3つの自衛策をご紹介します。
1. 「社内バッファ(予備日)」をこっそり組み込む
制作会社から提示された確認期限を、そのまま社内の締め切りにしないでください。制作会社の期限の3日前を「社内締め切り」として共有することで、急な上司の出張や「やっぱりここも直したい」という要望に対応するための、担当者さまの「心の余裕」になります。
2. 「誰が・何を」決めるか、事前に決めておく
動画などの制作では、関わる人数が増えるほど、方針がばらけて迷子になりがち…というケースがよくあります。「企画の最終決定:〇〇部長」「現場の事実確認:〇〇課長」というように、工程ごとに「このステップのハンコを押すのはこの人」と調整しておきましょう。また、それを関係者に共有しておくことで、後出しの意見(ちゃぶ台返し)を防ぐ強力な抑止力になります。
3. 「確認の視点」を上司に指定する
上司に「動画を確認してください」とだけ頼むと、音楽や色味といった好みの修正に偏ってしまうかもしれません。「絵コンテ段階ではストーリーに間違いがないか」「初稿段階ではテロップの文言に不備がないか」というように、工程ごとに「上司にチェックしてほしいポイント」を伝えながら確認依頼をしましょう。そこまで重要ではない部分への修正指示を防ぎ、スムーズな承認を引き出せます。
これを意識するだけで、あなたの立ち振る舞いは「不安な初心者」から「頼れる進行役」へと変わるはずです。
まとめ:一歩ずつ、理想の映像に近づく喜びを
動画制作の流れを理解することは、クリエイターと同じ視点で制作を進める第一歩です。
「初めてで不安」「デザインのこともわからないので修正を伝えづらい」と感じるかもしれませんが、あなたが一番よく知っている「自社の魅力」を、私たちが「映像のプロ」として形にする。その共同作業こそが、動画制作の醍醐味です。
もし、動画の企画や社内調整のどこかで立ち止まってしまったら、いつでもお声がけください。あなたの迷いを、最高の動画に変えるため、私たちが最後まで伴走いたします。

デザイン迷子センターのご紹介
「デザインのことが全然わからない」「何から手を付ければいいか教えて欲しい」。そんな担当者さまに寄り添い、一歩踏み出すためのサポートをするのが「デザイン迷子センター」です。
私たちは、単に「作る」だけではなく、制作の背景にある「目的」や「ゴール」を大切にしています。
創業から約20年、全国700社以上のお客様のお手伝いをしてきた豊富な実績と経験で、“迷子さん” の不安を「安心」に変える、一番の道しるべになります。
ご予算に応じたご提案や、優先順位の整理などについてもご相談に乗れますので、お気軽にご相談ください。

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