更新日:2026年6月17日
公開日:2026年6月17日
サービス紹介動画のメリット|見えない価値を可視化する表現のルール
- 動画制作
- # 認知・PR
- # 販促・集客
- # 成功事例・実績
「今度、自社の新しいサービスの紹介動画を作ることになったけれど、何から手を付ければいいんだろう?」
「動画の制作会社に見積もりを依頼したいけれど、費用や制作期間の相場が分からなくて不安…」
会社の新しい挑戦や、主力のサービスをより多くの人に知ってもらうための「サービス紹介動画」。Webサイトへの掲載や営業活動、展示会など、様々なビジネスシーンで活躍する強力なツールですが、いざ担当を任されると「動画なんて作ったことがない!」と焦ってしまうのは当然のことです。「何から始めればいいの?」と不安を抱えている担当者さまも、ご安心ください。
良いサービス紹介動画を形にするための第一歩は、動画が持つ「可視化の力」を正しく理解し、自社のサービスに最適な表現手法と構成のルールを知ることです。
この記事では、動画ならではのメリットから、サービスの特性に応じた表現(アニメーション・実写)の選び方、ユーザーの信頼を獲得するための構成の作り方まで、納得感を持ってプロジェクトを進めるための知恵を、デザイン迷子センターならではの視点でまとめました。
1. なぜ文字や言葉で説明するより伝わるのか?目に見えない価値を可視化するメリット

現代のビジネスにおいて、新しく立ち上げたシステムや、形のないコンサルティングサービス、複雑なBtoB向けの仕組みなど、「目に見えない価値」を扱う商材は増え続けています。これらをホームページの文字やパンフレットの言葉だけで説明しようとすると、どうしても説明が長くなってしまい、読み手に「難しそう」「また今度読もう」と離脱されてしまいがちです。
ここで圧倒的な威力を発揮するのが「動画」です。なぜ、文字や言葉で説明するよりも動画の方がスムーズに伝わるのか、その理由とメリットを解説します。
メリット①:短時間で圧倒的な情報量を伝えられる
人間が五感から受け取る情報のうち、視覚と聴覚が占める割合は9割以上と言われています。動画は、資料の文字や図面だけでなく、「動く映像(=視覚)」と「ナレーションやBGM(=聴覚)」を同時に掛け合わせることができるため、「言葉だけ」よりも何倍もの情報を届けることができます。
人が「文字」を読むときは、頭の中で一度その言葉の意味をイメージに翻訳するステップが必要です。しかし動画は、「動く映像」「テロップ(文字)」「ナレーション・BGM」という複数の要素が同時に入ってくるため、脳に負担をかけず、直感的に内容を理解できるのです。
これまで「商談の最初の10〜15分を、自社サービスの概要説明だけで使い切ってしまっていた」という営業担当者さまも、サービスの全体像や最も伝えたい情報を3分程度の動画で流して、最初に概要を理解してもらったうえで、その後の「お客さまの課題に合わせた深い提案」に、じっくりと時間を割くことができるようになります。
メリット②:直感的なイメージ共有で「認知のズレ」を防ぐ
言葉や書類による説明は、読み手の想像力に依存します。そのため、こちらが「手軽でシンプルなシステムです」と伝えても、相手の頭の中では「設定が面倒なのかな?」「使いこなせるか不安だな」と、全く異なるイメージが膨らんでしまうことがあります。
動画であれば、実際のスマートフォンの操作画面をそのまま見せたり、キャラクターを使って利用シーンを再現したりできるため、説明する側とされる側の間での「イメージのズレ」を防ぐことができます。直感的に「あ、こういうことね!」と納得してもらえるため、サービスの導入検討を前向きに進めてもらいやすくなります。
メリット③:Webサイトの成果や営業の効率化に直結する
ホームページのトップページやサービス専用のランディングページ(LP)にサービス紹介動画を設置することで、ページの滞在時間が伸び、サービスの理解度が深まるため、最終的な「お問い合わせ」や「資料請求」といった成果(コンバージョン)へとつながる可能性が高まります。
例えば、営業担当者が商談の冒頭で動画を見せることは、本人の経験値やスキルに関係なく、常に高いクオリティでサービスの魅力を伝えることに繋がります。動画の導入は、Webサイトでも営業現場でも自社の価値を実直に語り続けてくれる、もう一人の頼もしい営業戦力を手に入れるような効果があります。営業活動の効率化にもつながるはずです。
Webサイトに訪れたユーザーが、サイトの目標として設定されている「最終的な成果」となるアクションを起こしてくれることです。例えば、一般的なサイトなら「お問い合わせ」や「資料請求」、ネットショップなら「商品の購入」、採用サイトなら「求人への応募」がこれに当たります。動画を活用してユーザーの「よく分からない」という不安を解消することは、このコンバージョン(成果)の数を着実に増やすための非常に強力なアプローチになります。
2. アニメーションか実写か。サービスの特性に合わせた最適な表現の選び方

動画制作を進める際、担当者さまがぶつかる大きな選択肢が、「アニメーションで作るか、実写で作るか」という表現手法の決定です。
「流行っているからアニメーションにしよう」「やっぱりリアルな方が良いから実写かな」と雰囲気で決めてしまうと、サービスの魅力が半分も伝わらない動画になってしまうリスクがあります。それぞれの特徴と、自社のサービスにどちらが適しているかの見極め基準を整理しておきましょう。
アニメーション動画:無形商材や概念的なサービスに最適
イラストやグラフィック、インフォグラフィック(データや仕組みを図解したもの)を動かして表現する手法です。
| 向いているサービス | ・SaaS(サース:インターネット経由で利用するソフトウェア)などのITツール、アプリ ・金融、保険、コンサルティングなどの形のないサービス ・目に見えない大きな仕組み(物流ネットワーク、BtoBのプラットフォーム、精密機器など) |
| メリット | ・画面上のデータや抽象的な概念など、「カメラで実際の風景として撮影できないもの」を自由自在に表現できる。 ・キャラクターを登場させることで、難しいテーマや堅苦しい仕組みも親しみやすく、柔らかい印象で伝えられる。 ・実際のオフィスや社員を撮影しないため、オフィス移転や組織変更、サービス画面の軽微なアップデートがあっても、動画の修正が比較的スムーズに行える。 |
| デメリット | ・実際の商品の質感や、人間の体温・表情の「リアルさ」をそのまま伝えるのは少し苦手。 |
実写動画:人や空間の「信頼性・安心感」を伝えるのに最適
実際の人物、商品、オフィス、現場を撮影したものを動画にして表現する手法です。
| 向いているサービス | ・店舗型のサービス(サロン、クリニック、スクール、飲食店など) ・人が直接関わるサービス(介護、家事代行、コンサルティングなど) ・有形商材、動いている状態が目に見える機械の製造や販売 |
| メリット | ・「働く人」や「実際の場所」が見えるため、信頼感と安心感を訴求できる。 ・ドラマチックな演出やストーリー性のある映像表現が可能で、「かっこよさ」や洗練された世界観をエモーショナルに伝えられる。 ・サービスの利用シーンを映像で撮影・再現することで、ユーザーが「自分もこれを使ってみたい」と自分ごと化しやすい。 |
| デメリット | ・役者やモデルのキャスティング費用、ロケ地の確保、機材や撮影スタッフの人件費などがかかるため、制作費が高くなりやすい。 ・撮影に立ち会う社内スタッフのスケジュール調整が必要になり、制作期間が長くなる傾向がある。 |
知っておきたい「費用」と「期間」の目安
表現手法だけでなく、動画の尺(長さ)や盛り込みたい内容によって、動画制作会社へ依頼した際の金額や、完成までのスケジュールは大きく変動します。ここでは、動画尺【3分】の場合の一般的な相場を頭に入れておくことで、予算計画や社内調整がスムーズになります。
| 表現手法 | 費用の相場 | 制作期間 | 特徴と注意点 |
| アニメーション | 35万〜100万円 | 約1.5ヶ月〜3ヶ月 | イラストの作り込みや動きの複雑さによって費用と制作期間は変動。 撮影がない分、スケジュールは比較的コントロールしやすいが、シーン数や尺が増えたり、オリジナルイラストを挿入したりすると、制作費は高くなる傾向にある。スライドショー型の動画であれば、費用を抑えることも可能。 |
| 実写動画 | 50万〜100万円以上 | 約2ヶ月〜3.5ヶ月 | 撮影日数やカメラマンの人数、役者を起用するかで費用が大きく変わる。天候や社内調整の期間も事前に考慮が必要。 |
コストを抑えることばかりを優先して、商材の特性に合わない表現手法を選んでしまったり、逆に動画の目的と合わない大掛かりな撮影に予算をかけてしまうのは、動画制作の本来の目的から外れてしまいます。【自社のサービスや商材が「無形(カタチがない)」か「有形(カタチがある)」か】、【ターゲットが何に対して最も安心感を覚えるか】という点を基準にすると選びやすくなるかもしれません。
▼ より詳しい動画制作費用の相場を知りたい方は、こちらの記事もおすすめです!
デザイン迷子センターの制作事例
実写とアニメーション、それぞれの特徴を言葉でお伝えしてきましたが、「実際の映像になると、どんな風に雰囲気が変わるんだろう?」と、まだ掴みきれない部分もありますよね。
当センターでは、お客さまの解決したい課題やサービスの特性に合わせて、どちらの手法が良いかを一緒に考えながら動画を制作しています。ここでは、手法選びの参考にしやすいように、タイプの異なる2つの制作事例を少しだけご紹介します。
アニメーション:〈実績〉株式会社大興設備開発 様
「サービスの魅力をしっかり訴求できる宣伝動画を作りたい」というご要望に合わせて、サービスの概要を端的にわかりやすくまとめたアニメーション動画です。オリジナルのキャラクターデザインをはじめ、動画の世界観に合わせたBGMの作曲、そして優しく耳に残るナレーション(歌)まで、当センターでトータルに制作をお手伝いいたしました。その他のこだわったポイントは、こちらの実績ページでもご紹介しています。
実写:〈実績〉フォスター電機株式会社 フォステクス カンパニー 様
実際の製品が持つ美しさや、上質な質感がしっかり伝わるよう、制作の背景やものづくりのこだわりを丁寧に紡いだストーリー展開の実写動画となっています。前半のヘッドホン部分は私たちが撮影を担当し、後半の映像はお客様からご支給いただいたものを繋いで1本の動画に仕上げました。その他のこだわったポイントは、こちらの実績ページでもご紹介しています。
3. 伝わる動画にするために。サービス紹介動画で大切にしたい「要素」

先ほどご紹介した2つの制作事例を見ていただいても分かる通り、動画のストーリーや流れるテンポは、掲載する媒体(Webサイト、広告、CM、商談など)や、紹介する製品・サービスの性質によって本当に千差万別です。そのため、「これら全ての要素を1本の動画に詰め込まなければいけない」というルールはありません。
大切なのは、その動画の目的や使用場面(何を一番伝えたいか、どこで使いたいか)に合わせて、必要な要素を適切に選ぶことです。ここでは、サービス紹介動画を作るうえで、見えない価値を可視化するのに最適な「代表的な3つの要素」をご紹介します。
要素①:「課題」や「お悩み」への共感
主にWeb広告やホームページの導入部分、あるいは営業ツールとしての動画でよく選ばれる要素です。いきなり自社のサービス名や機能だけをアピールするのではなく、まずはターゲットが日々感じているリアルな課題に触れ、深く共感するパートを作ります。「そうそう、まさにその問題で困っているんだよ」と最初に感じてもらうことで、その後に続く説明を「自分に関係のあること」として真剣に見てもらいやすくなります。
| 例:「毎月の請求書発行の手間、スタッフの負担になっていませんか?」 例:「他社との差別化ができず、価格競争に巻き込まれていませんか?」 |
実はこの「お悩みからスタートする」という展開は、テレビCMやWeb広告などを意識して眺めてみると、たくさんの動画で取り入れられている王道の手法なんです。普段何気なく目にしている映像も、ちょっと気にかけて見てみるだけで、自社の動画制作に活かせるヒントがきっと見つかるはずです。
要素②:価値を伝える「図解」や「実物のクオリティ」
動画のメインとなる、サービスの核を説明する要素です。ここは動画の手法や目的によって見せ方が大きく変わります。
例えば、カタチのないサービスや複雑な技術であれば、アニメーションを使って「仕組みをシンプルに図解する」見せ方や、実際の操作画面にキャラクターやグラフィックの動きを組み合わせて「運用の手軽さを直感的に伝える」見せ方が効果的です。
一方で、デザイン性の高いプロダクトや実物がある商材であれば、カメラワークを駆使して「製品そのものの美しさや上質なクオリティを映像で切り取る」ことで、言葉を並べる以上の価値が真っ直ぐに伝わるようになります。
要素③:次のステップへ導く「実績・利用フロー・CTA」
これらは、動画を見た人に「安心感」を与え、「次にどんな行動を取ってほしいのか」を案内することで、お問い合わせや資料請求などの具体的なアクションへ、迷わず進んでもらうための要素です。
| 実績の提示 | 「導入企業〇〇社突破!」「顧客満足度〇〇%」といった具体的な数値をパッと視覚的に見せることで、客観的な安心感を伝えることができます。 |
| 利用フローの整理 | 「お申し込みからご利用スタートまで」の流れをシンプルな図で紹介し、導入後のイメージを湧きやすくします。 |
| CTAの明記 | 動画の最後には、必ず「まずはお気軽にお問い合わせ」「詳細資料のダウンロード」といった、次に視聴者 が取るべきアクション(CTA)を画面に大きく明記して締めくくるのがおすすめです。例えば、画面に検索窓が現れて、自社の名前がタイピングされ、検索ボタンが「カチッ」とクリックされるようなお馴染みのアニメーション演出も、視聴者に次の行動を促すとても効果的なCTAの一つです。 |
「Call to Action(コール・トゥ・アクション)」の略で、「行動喚起」と訳されます。Webサイトや動画などの広告において、次にどんな行動(お問い合わせや資料ダウンロード、Web検索など)を取ってほしいのかを促すためのメッセージやボタンのことを指します。これがあることで、視聴者が次のステップへ迷わず進みやすくなります。
+α:デザイン迷子センター流:「自分ごと」に変える動画の工夫
いざサービス紹介動画を作ろうと思っても、他社との差別化や、自社サービスの魅力の言語化がうまくできずに悩んでしまい、どうしたらいいのかわからないと “迷子” になってしまう担当者さまはとても多いです。
私たち「デザイン迷子センター」が大切にしているのは、価値や魅力の言語化・可視化はもちろんですが、動画を見た人が「これが自分の日常やビジネスに加わったら、どう変わるだろう」と未来を具体的にイメージできる見せ方です。
例えば、カタチのないサービスであれば、アニメーションの楽しい動きやデザインを通して「これなら自分たちでも簡単に使えそう」という親しみやすさを感じてもらう。実物がある製品であれば、実写の美しいカットを通して「これがオフィスや自宅にあったら、心地よい空間になりそう」という実際の空気感を届ける。Web広告やテレビCMでまずは興味を持ってもらうときも、ホームページや商談の場でじっくり検討してもらうときも、一番大切なのは、視聴者に「これは自分に関係のある動画だ」と気づいてもらうことです。
「自社の価値をどう表現すればいいか分からない」という場合も、ご安心ください。私たちは担当者さまと同じ目線に立ち、言葉にできない製品やサービスの魅力を一緒に整理していきます。
まとめ:視聴者の「自分ごと」に変える、温度感のある動画づくりをここから
サービス紹介動画は、単なるスペックや機能の紹介資料ではなく、自社の製品やサービスの魅力を可視化し、見た人の心に「確かな安心感」を届けるための大切なツールです。
Web広告やテレビCMでの興味づけから、ホームページや商談での紹介や説明まで、動画の目的や商材に合わせて適切な表現手法を選び、視聴者に「これは自分に関係のある動画だ」と、未来を具体的にイメージしてもらう。このように見る人を「自分ごと」として惹きつけることができれば、サービス紹介動画は、単なる説明資料を超えて「最強の営業戦力」になってくれます。
「自社の価値をどう映像に落とし込めばいいか分からない」
「Webや商談など、マルチに使いたいけれど最適な構成が定まらない」
そんな次のステップへの迷いや不安に直面したときこそ、私たち「デザイン迷子センター」を頼ってください。現在のサービスパンフレットや企画のメモをお持ちいただき、「何から手を付けたらいいか分からない」という段階のご相談でも大歓迎です。あなたの会社が持つ素晴らしい価値を形にする動画づくりを、私たちと一緒に始めてみませんか?

デザイン迷子センターのご紹介
「デザインのことが全然わからない」「何から手を付ければいいか教えて欲しい」。そんな担当者さまに寄り添い、一歩踏み出すためのサポートをするのが「デザイン迷子センター」です。
私たちは、単に「作る」だけではなく、制作の背景にある「目的」や「ゴール」を大切にしています。
創業から約20年、全国700社以上のお客さまのお手伝いをしてきた豊富な実績と経験で、“迷子さん” の不安を「安心」に変える、一番の道しるべになります。
ご予算に応じたご提案や、優先順位の整理などについてもご相談に乗れますので、お気軽にご相談ください。

キーワード
ターゲット・業種から探す