更新日:2026年9月7日
公開日:2026年9月1日
Web制作での上手な要望の伝え方|良い提案を引き出す発注準備
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「Web制作会社にホームページ制作を依頼したいけれど、要望をどう伝えたらいいのかわからない…」
「専門用語がわからないから、うまく説明できなくて自社に合わない提案が来たらどうしよう…」
会社のホームページ制作やリニューアルの担当に選ばれ、いざ制作会社へ問い合わせをしようとしたとき、このような不安で手が止まってしまう方は非常に多いです。特に、普段は別の業務をこなしながら兼任で担当される方にとって、プロである制作会社を相手に「自分たちのやりたいこと」を言語化して伝えるのは、とても勇気がいることだと思います。
でも、ご安心ください!最初から完璧な専門用語を使って説明する必要は全くありません。ホームページ制作において本当に大切なのは、小難しいIT用語を並べることではなく、「自社が今、何に困っていて、どうなりたいのか」という『現場のリアルな悩みや想い』を共有することです。
この記事では、ホームページ制作の流れやスケジュールをスムーズに進め、制作会社から「まさにそれが欲しかった!」と思えるような良い提案を引き出すための、上手な要望の伝え方と発注準備のコツを解説します。初心者の方でも迷わず実践できる「要望メモ」の作り方もご紹介しますので、ぜひ打ち合わせ前の準備としてお役立てください。
Webサイトの制作や、リニューアルをお考えの方へ
ホームページ制作にかかる費用やスケジュール感など、検討段階でのご相談も大歓迎です!どんなに小さなお悩み・不安でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
無料相談をする1. 良いホームページは「要望の伝え方」が重要

ホームページ制作を外部の制作会社に依頼する際、「専門知識がないから、まずはプロにお任せして良い案を出してもらおう」と期待されるのは、とても自然なことです。しかし、制作会社へ “全てお任せ” にしてしまうと、実は途中で「思っていたのと違う」というイメージのズレが生じ、プロジェクトが迷子になる大きな原因になってしまいます。
制作会社は「自社のビジネス」のプロではない
どれほど技術力やデザイン力に優れた制作会社であっても、あなたの会社の内部事情や、業界ならではの常識、現場のスタッフが抱えているリアルな悩みを最初から知っているわけではありません。制作会社はあくまで「Web制作のプロ」であり、「あなたの会社のビジネスのプロ」は担当者さま自身です。
「とにかく今風のかっこいいホームページにしてください」というような曖昧な要望だけを伝えてしまうと、制作会社も手探りでデザインを作るしかなくなり、完成した後に「見た目はきれいだけど、自社の雰囲気とは違う」「本当に欲しかった機能がついていない」といった悲しいズレが生じてしまいます。
要望は「議論のスタート地点」
良いホームページを作るための第一歩は、お互いの知識を持ち寄るための「土台」を作ることです。担当者さまが自社の現状や課題をしっかりと伝え、それに対して制作会社がWebの専門知識を使って解決策(デザインや機能)を提案する。このキャッチボールがあって初めて、自社の課題を根本から解決する素晴らしいホームページが生まれます。
つまり、最初の「要望の伝え方」が、その後の制作のすべての工程や手順の質を左右すると言っても過言ではありません。要望をしっかり伝えることは、制作のスケジュールを遅らせず、スムーズな進行を実現するための最強の防衛策でもあるのです。
2. 制作会社が知りたい7つの基本項目(目的・予算・納期・ターゲット等)

では、具体的に何を伝えれば良い提案を引き出せるのでしょうか。ここでは、制作会社がヒアリングの際に知りたいと考えている「7つの基本項目」を解説します。打ち合わせの前に、社内でこれらの項目について少しでも話し合っておくと、その後の手順が驚くほどスムーズになります。
① 目的(なぜホームページを作るのか)
制作会社が一番初めに知りたいのが、この「目的」です。ホームページは「作る」ことがゴールではなく、「作って何を実現したいか」が重要です。
・会社の信頼性を高めるコーポレートサイトを作りたい
・新しい人材を採用するための窓口にしたい
・Webからの新規の問い合わせや資料請求を増やしたい
・古くなったデザインを一新して、ブランドイメージを変えたい
このように「なぜ今、制作(リニューアル)が必要なのか」という根本の理由を伝えましょう。目的がはっきりしていると、制作会社は「それなら、このページを目立たせましょう」「問い合わせボタンは常に画面に追従するようにしましょう」といった、目的を達成するための具体的な仕組みを提案しやすくなります。
② ターゲット(誰に見てもらいたいのか)
「誰に」情報を届けるかによって、ホームページのデザインや言葉遣いは大きく変わります。「すべての人に見てほしい」というのは、実は誰の心にも刺さらないサイトになりがちです。 例えば、「20代の女性」という大雑把なくくりではなく、「初めての育児と仕事の両立に悩み、夜中にスマホで解決策を探しているお母さん」のように、具体的にどんなシチュエーションでサイトを訪れる人を想定しているのかを伝えてみてください。ひとつに絞れない場合は、優先順位をつけてみましょう。ターゲットの解像度が高いほど、制作会社はユーザーの心に響くデザインや構成を正確に組み立てることができます。
③ 予算(いくらかけられるのか)
「予算を先に言うと、足元を見られて高く見積もられるのではないか…」と心配し、予算を隠してしまう担当者さまは少なくありません。しかし、これは非常にもったいないことです。 ホームページ制作は数十万円から数百万円以上という非常に幅の広いサービスです。予算がわからないと、制作会社は「プロのカメラマンによる撮影を手配すべきか」「自社で簡単に更新できるシステム(CMS)を組み込むべきか」といった判断ができず、当たり障りのない無難な提案しかできなくなってしまいます。 「上限は100万円まで」「大体30万〜50万円の間で考えている」など、大まかな目安で構いませんので予算感を伝えることで、制作会社はその予算内で最大の効果を出せる「最適なコストパフォーマンスのプラン」を考えてくれます。
④ 納期・スケジュール(いつまでに公開したいのか)
ホームページ制作には、企画、デザイン、コーディング、テストといった多くの工程が存在し、一般的なコーポレートサイトでも3ヶ月〜半年程度の期間がかかります。 「なるべく早く」という曖昧な表現ではなく、「新年度の採用活動に使えるよう、4月には公開したい」「10月の展示会でお客様にURLを案内したい」など、具体的な期限とその「理由」をセットで伝えましょう。明確な期限があれば、制作会社も逆算して「いつまでに原稿をもらう必要があるか」という現実的なスケジュールや制作の流れを提示してくれます。
▼ ホームページ制作の流れについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
⑤ 自社の強み・課題(何を伝え、何を解決したいのか)
同業他社と比べて「自社が勝っている部分(強み)」と、現在「現場で困っていること(課題)」を包み隠さず伝えましょう。 強みであれば、「他社より価格が高いけれど、アフターフォローには絶対の自信がある」など。課題であれば、「商品は良いのに、今のサイトだと古臭くて魅力が伝わっていない」「電話での問い合わせばかりで、スタッフの業務が圧迫されている」などです。 この「リアルな悩み」こそが、制作会社にとって最高のヒントになります。「それなら、よくある質問ページを充実させて電話対応を減らしましょう」といった、業務改善にまで踏み込んだ提案を引き出すことができます。
⑥ 競合サイト・参考サイト(どんなイメージに近いのか)
「清潔感がある」「親しみやすい」「スタイリッシュ」といった言葉の表現は、人によって受け取るイメージが異なるため、担当者さまの思う「清潔感」と、デザイナーの思う「清潔感」がズレていることはよくあります。 このズレを防ぐため、同業他社や全く別の業界でも構いませんので、「このサイトの雰囲気が好き」「このサイトのボタンの動きがわかりやすい」と感じる参考サイトのURLを3〜4つピックアップして伝えましょう。「言葉」ではなく「視覚(ビジュアル)」でイメージを共有することが、デザインの失敗を防ぐ一番の近道です。
⑦ 必要な機能やページ構成のイメージ(現時点でわかる範囲で)
「自分たちでブログやお知らせを簡単に更新できる機能(CMS)が欲しい」「スマートフォンでも見やすいデザイン(レスポンシブ対応)にしてほしい」「問い合わせフォームが必要」「会社概要とサービス紹介、採用情報のページは最低限作りたい」など、現時点で思いつく希望を伝えます。 もちろん、すべてを網羅できなくても大丈夫です。「他にどんな機能が必要か、プロの視点でアドバイスが欲しい」と伝えることも、立派な要望の一つです。
3. 初心者でもまとまる!「要望メモ(要望書)」の書き方

制作会社へ要望を伝えるための資料を、Web制作やシステム開発の現場では「提案依頼書(RFP)」と呼びます。しかし、初心者の方がいきなり完璧な提案依頼書(RFP)を作ろうとすると、ハードルが高すぎて挫折してしまいます。 最初は、WordやGoogleドキュメントなどへの「箇条書きの要望メモレベル」で全く問題ありません。以下のフォーマットを参考に、社内で話し合った内容を書き出してみてください。
【要望メモの簡単フォーマット例】
| 目的・背景 | 今のサイトはスマホで見づらく、問い合わせが減っているためリニューアルしたい。新規顧客の獲得が最大の目的。 |
| ターゲット | 30代〜40代の中小企業の総務担当者。ITにあまり詳しくない人。 |
| 予算の目安 | 総額で約80万円〜100万円以内に収めたい。 |
| 希望納期 | できれば9月末までに公開したい(10月から始まる下半期の営業活動で使いたいため)。 |
| 自社の強み/課題 | 強みは「創業50年の実績と、担当者の顔が見える丁寧なサポート」。課題は「昔からの付き合いの顧客が多く、新しい層への認知が足りないこと」。 |
| 参考にしてほしいサイト | 〇〇株式会社(URL):このサイトの青を基調とした爽やかな雰囲気が好き。 株式会社△△(URL):このサイトのように、サービス内容を図解でわかりやすく見せたい。 |
| 絶対に入れたい機能・要望 | ・スマホ対応(必須)・自分たちで「お知らせ」と「導入事例」を更新できるようにしたい。 ・あとはプロのアドバイスをもらって決めたい。 |
社内での「合意形成」が最も重要
この要望メモを作る過程で一番大切なのは、実は「社内の意見をまとめること」です。 いざ制作が進んでから「やっぱり採用の要素も強くしたい」「あの商品ももっと目立たせたい」と社内で新たな要望や変更点が出てくると、制作の工程を見直す必要が生じ、スケジュールが遅れてしまうことがあります。
要望メモという形で文字に残し、事前に決裁者や関係部署に見せて「今回はこの方向性で制作会社に依頼しますね」と社内の認識を合わせておくことが、トラブルを防ぐ最大のポイントになります。
+α:デザイン迷子センター流:想いや課題感を120%伝えるヒアリングのコツ
ここまで、要望をまとめる方法をお伝えしてきましたが、私たち「デザイン迷子センター」がお客様と向き合う中で感じる、もう一つの大切な極意があります。それは、「担当者様や会社の皆さまが、日々感じている悩みや思いをそのまま伝える」ということです。
「ちゃんとした会社に見られたい」「立派なことを言わなきゃいけない」と構える必要はありません。 「採用の募集を出しても応募が集まらなくて」 「支社ごとの業務内容が見えず、連携が少し取りにくいのが悩みで…」といった 一見、ホームページ制作とは関係なさそうな社内のリアルなお悩み。実はこうしたお話の中にこそ、会社を根本から良くするための大きなヒントが隠されています。
例えば、採用の応募が少ないというお悩みに対しては、私たちは「一般的な情報だけでなく、今いる社員が『この会社で働いていて誇らしい』と思えるような要素をデザインに組み込みましょう」という提案ができます。
うまく言葉にまとまらなくても大丈夫です。良い制作会社は、あなたの「なんとなく」の言葉から、「それはなぜそう感じるのですか?」「普段のお仕事で一番嬉しい瞬間はいつですか?」と、対話を通して深い部分を掘り下げてくれます。 発注側のあなたが「すべてを完璧に指示しなきゃ」とプレッシャーを感じるのではなく、プロの引き出し方に身を委ね、対話を楽しむ勇気を持つこと。それこそが、自社の想いや課題感を120%伝えきり、期待以上の提案を引き出す最大のコツなのです。
まとめ:しっかりとした発注準備が理想のパートナーを引き寄せる
ホームページ制作を成功させるための発注準備は、単なる「作業」ではありません。自社の強みは何か、誰に喜んでもらいたいのか、これからどう成長していきたいのかという「会社の未来」を、社内で改めて見つめ直すための貴重な時間です。
7つの基本項目を参考に要望を整理し、制作会社と対話を重ねることで、お互いの信頼関係が築かれ、制作の流れは驚くほどスムーズに進んでいきます。要望の伝え方がしっかりしている企業には、制作会社も「このお客様となら素晴らしいサイトが作れる!」と熱意を持って最高の提案で応えてくれるはずです。
とはいえ、「社内の意見がまとまらなくて困っている」 「予算内でどんなことができるのか、まずは一度相談してみたい」 というように、発注前の準備段階で立ち止まってしまったときは、ぜひ私たち「デザイン迷子センター」を頼ってください。まとまっていない状態のままで大歓迎です。あなたの言葉の奥にある本当の課題を一緒に紐解き、理想のホームページを作り上げるための、最良のパートナーとして伴走いたします。

デザイン迷子センターのご紹介
「デザインのことが全然わからない」「何から手を付ければいいか教えて欲しい」。そんな担当者さまに寄り添い、一歩踏み出すためのサポートをするのが「デザイン迷子センター」です。
私たちは、単に「作る」だけではなく、制作の背景にある「目的」や「ゴール」を大切にしています。
創業から約20年、全国700社以上のお客さまのお手伝いをしてきた豊富な実績と経験で、“迷子さん” の不安を「安心」に変える、一番の道しるべになります。
ご予算に応じたご提案や、優先順位の整理などについてもご相談に乗れますので、お気軽にご相談ください。

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