更新日:2026年6月9日

公開日:2026年6月9日

採用サイト改善のポイント|応募を増やすデザインのコツ

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「数年前に採用サイトを作ったけれど、そこからの応募がほとんどない…」

 「求職者に自社の魅力を伝えるために、どこを改善すればいいのかわからない…」

深刻な人手不足が叫ばれる現代において、優秀な人材を獲得するための「採用サイト」の重要性は年々高まっています。しかし、せっかく費用と時間をかけて制作した採用サイトも、ただ情報を並べただけ、あるいはデザインが古いまま放置されていては、求職者の心を動かすことはできません。

求職者は、求人票に書かれた給与や勤務地といった「条件」だけでなく、「どんな人が働いているのか」「本当に自分に合う環境なのか」を、企業の採用サイトを隅々まで見て確かめています。応募が増えない最大の理由は、デザインの見た目そのもの以外にも、求職者が本当に知りたい情報へスムーズにたどり着けない「不親切な導線」や、自社らしさが伝わらない「情報のミスマッチ」にあります。

この記事では、採用サイトの改善担当を任されて困っている“デザイン迷子”の担当者さまに向けて、求職者の視点に立った具体的な改善のポイントや、応募意欲を高めるデザインのコツ、社内の本当の魅力を可視化するコンテンツ作りの手順を整理しながら解説します。

1. 求職者はここを見ている!採用サイトで改善すべき導線と情報のポイント

採用サイトを改善する際、真っ先に取り組むべきは「求職者がサイト内で迷子にならないための導線(ルート)の整理」と「情報の配置」です。どんなに洗練されたデザインであっても、求職者が欲しい情報を見つけられなければ、数秒でサイトから離脱してしまいます。

現代の求職者、特に若手層の多くは、スマートフォンを使って移動中や隙間時間に採用サイトを閲覧しています。彼らの視線に立ち、まずは以下の3つの最優先ポイントからサイトの健康状態をチェックしてみましょう。

Point 1. 「募集要項」と「エントリーボタン」は、常に1タップで届く場所に

求職者がサイトを回遊し、「この会社、ちょっといいかも」と思ったその瞬間に、すぐ募集要項を確認でき、スムーズに応募(エントリー)できる環境が整っているでしょうか。 

ページを一番下までスクロールしないと応募ボタンが出てこないような設計は、それだけで大きな機会損失を生んでいます。スマートフォンの画面下部に、常に「募集要項を見る」「エントリーする」といったボタンが固定や追従表示されるデザインに改善するだけで、応募へのハードルは劇的に下がります

ミニ解説 : 「追従ボタン」とは?

Webサイトやアプリの画面を下にスクロールしても、画面の右下や最下部など、常に同じ位置にピタッと固定されて表示され続けるボタンのことを「追従(ついじゅう)ボタン」や「フローティングボタン」などと呼びます。

 

採用サイトにおいては、主にスマートフォン表示の際に「エントリー(応募)」や「募集要項」といった最重要アクションをこのボタンとして常時表示することが一般的です。

 

このボタンが設置されていることで、求職者が「応募したい」と思った瞬間を逃さずに次のアクションに誘導することができるので、求職者の熱量をそのままエントリーへ繋げるための、採用サイト改善には欠かせないデザイン設計の一つとされています。

Point 2. 求職者が最初に探す「3大情報」の配置を最適化する

求職者が採用サイトを訪れた際、無意識のうちに探している3つのポイントが以下になります。

① どんな仕事をするのか(職種紹介)
② どんな人と働くのか(社員インタビュー)
③ どんな環境なのか(福利厚生・会社概要)

トップページを開いた瞬間に、これら3つのメニューへ直感的にアクセスできるボタンやリンクが分かりやすく配置されているかを確認してください。情報のカテゴリ分けを明確にすることが、導線改善の第一歩です。

Point 3. 文字情報の「詰め込みすぎ」を見直す

自社の魅力をたくさん伝えたいあまり、画面全体が文字で埋め尽くされていませんでしょうか。特に募集要項や仕事内容のページが、お堅い契約書のような長文ばかりになっていると、求職者は読む気をなくしてしまいます。 文字のサイズに「強弱」をつけ、重要なキーワードは太字にする、箇条書きを活用する、適度な行間や余白を空けるといったデザインの基本を押さえるだけで、読みやすさは何倍にも向上します。

導線の改善とは、求職者に対する「究極の親切心」の表現です。ストレスなくサイトを読み進められる心地よさが、企業への信頼感へと直結していきます。

2. 求人意欲を高めるための、温かみのある写真とライティング

求職者の「ここで働いてみたい!」という感情を大きく動かすのは、募集要項などの条件だけではなく、サイト全体から醸し出される「会社の温度感」や「社風」です。これらを目に見える形にするのが、写真とライティング(文章)です。

無料のイメージ素材ばかりが並んだ無機質なサイトから一歩抜け出し、自社ならではの温かみを伝えるための改善のコツをご紹介します。

無料素材を卒業し、リアルな表情を写す

たまに「美男美女の外国人モデルが笑顔でミーティングをしている無料写真」が大きく使われている採用サイトを見かけますが、それが地元に根付いた企業の場合には、求職者からは写真に写っているような人がその会社で働いているイメージは湧かず、どこか嘘っぽい印象を与えてしまう恐れがあります。

写真選びで最も大切なのは、きれいさよりも「真実(リアリティ)」が写っているかどうかです。実際に働く社員の、真剣に仕事に向き合う目線や、休憩時間のちょっとした笑顔、普段使っているオフィスのありのままの風景をプロのカメラマンに撮影してもらいましょう。少し不格好でも、そこに嘘のない「本物の空気感」があれば、求職者は自分がそこで働く姿を具体的にイメージできるようになります。

求職者の「主語」に寄り添うライティング

文章の書き方ひとつで、サイトの印象はガラリと変わります。企業側が自慢げに「我が社は業界トップクラスの技術を誇ります」と一方的に発信するような、【企業が主語】のライティングは、ときには求職者の心に響きにくいこともあります。 そこで、ライティングを改善するときは、【求職者を主語】にして「ここで働くことで、あなたがどんな未来を手に入れられるか」という視点に変えてみましょう。

▼「求める人材」の説明例

改善前(企業が主語)未経験者歓迎。手厚い研修制度を用意しています。
改善後(求職者が主語)     「専門知識がないから不安」という方も大丈夫。先輩がマンツーマンで寄り添い、あなたの最初の一歩を全員で支えます。

このように、不安を抱える相手の気持ちに共感し、語りかけるような優しいトーン&マナーに整えることで、求職者は「この会社は自分を大切に迎えてくれそうだ」という安心感を抱くようになります。

3. 応募を増やすために。社内の本当の魅力を可視化するコンテンツ作り

エントリーボタンを押しやすくし、写真やライティング(文章)で温かみを伝えたら、最後は求職者の背中をポンと押してあげるための「確かな納得感」が必要です。ここでは、求職者が心の中で抱いている「入社後のギャップへの恐怖」を先回りして解消するコンテンツ作りの手順を解説します。

「数字で見る当社」で客観的な安心感を与える

「アットホームな職場です」「残業は少なめです」と言葉でどれだけアピールしても、求職者は「本当かな?」と疑ってしまいがちです。そこで、曖昧な表現を可能な限り具体的な「数字」に置き換えて可視化(インフォグラフィック化)してみましょう。

平均年齢、男女比、中途入社者の割合といった基本データはもちろん、「有給消化率◯%」「年間休日◯日」「産休・育休からの復帰率◯%」といった、働きやすさに直結するデータをグラフやアイコンを使って分かりやすくデザインします。客観的な数字を示すことで、企業に対する信頼性は一気に高まります

デザイン迷子センターを運営する株式会社シェルパでは、採用サイトに「データで見るシェルパ」として、弊社で働く社員の実態を紹介しており、求職者の方からも「わかりやすい」と好評です。

株式会社シェルパ|採用サイト 「データで見るシェルパ」

「社員の一日のスケジュール」で入社後の擬似体験を作る

求職者が最も不安に思うのは、「入社後に自分は毎日どんなスケジュールで動くのか」ということです。職種ごとに、出社から退社までの具体的な「一日のタイムライン」をコンテンツとして用意しましょう。 単に「10:00 会議、13:00 営業」と文字で書くだけでなく、時間ごとのショートコメントや、実際の作業風景の写真を添えてデザインすることで、入社後の具体的な働くイメージを頭の中でシミュレーションしてもらうことができます。

キャリアパスを明確にする

「この会社に入ったら、3年後、5年後に自分はどう成長できるのだろう」というキャリアのロードマップを可視化します。「新卒入社3年目でチーフに昇格した先輩の事例」や、「未経験からスタートして5年で一人前の職人になったステップ」を、図解を交えて紹介します。未来の成長の姿が見えることで、求職者は安心して「ここで長く働こう」と思えるようになります。

コンテンツ作りとは、自社の魅力を誇張することではなく、すでに社内にある「本当の日常」を丁寧に切り取って、求職者に分かりやすく届けるプロセスです。

+α:デザイン迷子センター流:社員の不格好な生の声こそが、求職者の不安を払拭する

最後に、私たちが採用サイトの改善において、大切にしている本質についてお話しさせてください。

インタビューのページを企画する際、「洗練されたスマートな内容にしたい」と考える担当者さまは多いものです。しかし、求職者が本当に求めているのは、美化されたサクセスストーリーではなく「働くことのリアルな現実」です。どれだけ美しいデザインで飾られていても、企業の「伝えたい本質」が整理されていなければ、それは表面的な情報に過ぎません。

だからこそ私たちは、完璧な優等生の文章ではなく、社員のちょっと不格好な「生の声」をそのまま届けることを推奨しています。

例えば、「過去の失敗談+そこからどう巻き返したのか」や「こういう仕事が大変!+やりがいを感じるところ」という【泥臭い本音】をあえて隠さず、またそこからの【頑張り】や【成功体験】をあわせて掲載することで、求職者は入社後のイメージを具体的に描けるようになり、結果としてミスマッチのない相思相愛の応募に繋がります。「自社の強みをどうロジカルに整理して採用サイトに落とし込めばいいかわからない」という場合もご安心ください。私たちは、あなたの会社の魅力や社員の皆さまのリアルな歩みを丁寧に整理し、求職者の心に届く採用サイトを一緒に作ります。

まとめ:ミスマッチのない相思相愛の採用を、デザインの改善から

採用サイトの改善は、単に見た目のデザインを新しくするだけの作業ではありません。求職者が迷わない導線を整え、「自社の日常」を正しく可視化することで、求職者の不安を安心へと変え、応募への一歩を後押しするための大切な経営投資です。

「今の採用サイトのどこに問題があるのか客観的に診断してほしい」

「自社の本当の強みや社風をどうデザインに落とし込めばいいかわからない」

そんなときは、ぜひ私たち「デザイン迷子センター」を頼ってください。デザイン迷子センターでは、これまでにたくさんの企業様の採用サイトを制作した実績から、あなたの会社にぴったりの人材に出会うための改善を全力でサポートいたします。未来の仲間に出会うための新しい一歩を、一緒に踏み出しましょう。


デザイン迷子センターのご紹介

「デザインのことが全然わからない」「何から手を付ければいいか教えて欲しい」。そんな担当者さまに寄り添い、一歩踏み出すためのサポートをするのが「デザイン迷子センター」です。


私たちは、単に「作る」だけではなく、制作の背景にある「目的」や「ゴール」を大切にしています。

創業から約20年、全国700社以上のお客さまのお手伝いをしてきた豊富な実績と経験で、“迷子さん” の不安を「安心」に変える、一番の道しるべになります。

 

ご予算に応じたご提案や、優先順位の整理などについてもご相談に乗れますので、お気軽にご相談ください。

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